再構築中につきトッ散らかっています

「女心と秋の空」ミジンコぴんぴん漫談

変わりやすいことの例え「女心と秋の空」がテーマのオリジナル漫談です。

このようなネタを作るのも読むのも人生初の挑戦です。とりあえず最初なので思いついたことを全てぶっこんでみたら、思っていた以上に長くなっちった。

初めはミジンコぴんぴん現象(飛蚊症)を青空に合成して一人でケラケラ笑っていただけだったのが、このミジンコぴんぴんに役割を持たせたらどうなるだろうか?と先週末に思いついた4時間後には全体の台本が出来てしまいました。

出来てしまったものはしかたがないので動画を撮りました。本当は全体を一回で読みあげたかったのだけれど、何の訓練もしていないズブの素人なのでそうもいかず。結局言い間違えた部分を削除するために動画編集ソフトで音声をつぎはぎしています。つまりインチキです。

あと飛蚊症がひどいって人はすぐに目医者へ行ってください。


「女心と秋の空」ミジンコぴんぴん漫談

いい天気だなぁ。
変わりやすいものの例えで女心と秋の空なんて、言うけれどさ。

なにかチラチラ見えてるな。何だ?(ミジンコぴんぴん出現)

山の天気?牛丼の値段?内閣総理大臣…なに?

ああ!変わりやすいってことか。秋の空だけに。
確かに牛丼の値段も総理大臣も変わりやすいけど。

ん?今度は何?

【魚の鮮度】
あれも変わりやすい。ナマモノだから、すぐ傷んじゃう。
目の白さやエラの赤さで鮮度を判断してね。
ちゃんと生け締めにして血を抜いて、そのまま築地まで直送しました!みたいな。

【干支?】
そりゃ毎年変わるけどさ。干支っていうのは元々そういうものだから。
毎年変わるのが決まりだから。
ネズミから始まって、ねー、うし、とら、うー…

【京劇】
ああ、仮面の早変わりね。
ちょっとした一瞬で顔の模様が変わってね。
どんどん変わるんだけど、どうやってるのかわからないのな。

【紫陽花の花の色?】
青からだんだんピンク色に変わったりとかね、
濃かった色が薄くなって行ったりとか。
でも季節的に今出す例えじゃねーな。
たしかに紫陽花の色は変わりやすいけどさ。

【女同士の長話】
あー、とにかく無駄に長くて、車線変更、車線変更でどんどん話題が変わってね。
はじめに何の話をしていたのかはよくわからないけど、
いやーねー、いやーねって相槌の声が大きくて、
無理やり聞かされているこっちが嫌になるわ。

【バス停の場所】
気付くとバスターミナルの乗り場が違う場所に変わってたりね、
あれ焦るよね。発車時刻ギリギリで気づいたりとか。

あと最寄りのバス停の位置をちょっとずつ変えて自分の家の前まで持ってくるみたいな。
それは冗談の話!本当にやっちゃだめだから。

【駅伝の選手】
あれは変わりやすいっつーか区間ごとに変わるものだからさ。
箱根駅伝で他のチームが区間ごとにたすきを渡して交代してるなかで、
一人だけ誰とも変わらずに?

東京から神奈川県の箱根を往復って全部で200キロ以上だよ。
むしろちゃんと変わってほしいよ。

【好きなAV女優のタイプ】
あはっ、はいはいはい。変わる変わる。
自分の歳とともに好みの年齢も上がっていってね、
だんだん人妻っぽいのもオーケーになってくるのな。

趣味が変わったら、改めてそういうDVDを買い集めて。
初心に帰る意味でね。

あとは自分より年下のAV女優が出てくるようになって、
ちょっとだけ人生観が変わったりね。

【永遠の愛】
おっと!どうした突然。
変わらぬ愛を誓いますか?なんて結婚式でね。
でも実際は毎年離婚率が上がってるそうでね、
変わらない愛ってのも、先はわからないものだねえ。うんうん。

【俺の気持ち】
確かに飽きっぽいこともあるけど。でも本当に、君のことを大切にする。
俺の愛は永遠に変わらないから。
だからこの給料3ヶ月分で買った指輪を受け取ってくれ。

【結婚は無理】
なんで!?
だって俺たちは幼馴染で子供の頃から結婚の約束をしてたじゃん。
お金なんかなくてもいいから、小さな家でささやかに暮らして
一緒に笑顔の似合うおじいちゃん・おばあちゃんになろうねって。

なのに何?
事情が変わったって、そんなの急に変わるものじゃないだろ!

【思い違いをしていた】
もっと真面目な人だと思ってた、AVを見るような変態は嫌だって?
何いってんだよ、だって今はもうロリコンじゃないし、
ちゃんと自分の歳と変わらないくらいの人妻モノが好きなんだから。

てか何でバレた、誰に聞いたの?
友達から?
あー、あの女同士の長話で、車線変更していったら…。
だーめだよ、この車線は進入禁止だよ!

【収入不足】
それは変わりやすいじゃなくて、サラリー安い、ね。
響きは似てるけど違うね。

でも俺だってこの不景気の瀬戸際っていうか窓際で頑張ってるんだよ。
会社でやるべき仕事もせずに、発売予定の新作人妻DVDをネットで厳選したりね。
そういう苦労を重ねに重ねて買った結婚指輪なんだから…

【入籍しました】
え?もうとっくに結婚して相手の苗字に変わった?
夫婦ともにねずみ年だから行動が素早い?なんだよそれ。
ねずみ年だけに、いつもチューをしている?もういいよ。

というか苗字ってそんな簡単に変わるものなの?
変わりやすいなー。

【式場も押さえました】
来年の6月?結構先だね。ジューンブライドってやつ?
紫陽花の花く季節だね。さっきの紫陽花の話がここで効いてきた。

ていうか状況が色々変わるから、
俺の顔色も青くなったり白くなったり変わりすぎだよ。紫陽花以上だよ!

【新居に引越しました】
住所も変わったの?東京都内から今度はどこ?
箱根!何でそんな遠いところに。
仕事は続けるって。
じゃあ箱根から東京の職場まで毎日往復するの?

ほら、そんな事言うから箱根駅伝の選手がこっちにたすきを渡しに来ちゃったじゃん。

【バス通勤です】
新幹線じゃなくて、普通の路線バスで箱根から通勤?
だってそんな路線ないでしょ。

え、東京の都バスのバス停を?
バレないように少しづつ移動して、神奈川の箱根まで持って来ちゃったの?
だからさっき言ったじゃん、それやっちゃあ駄目だって。

【仮面夫婦】
年が離れすぎていて、話が合わずに仮面夫婦、それも京劇以上に?
何言ってるの。

だって干支が同じネズミって旦那は同い年でしょ。
もっと上?12歳、24歳?120歳も上なの!
じゃあ夫婦生活じゃなくてもう介護生活じゃん。

というか旦那はもう死んでるでしょ、介護どころかいきなり葬式でしょ。

【押さえたのは葬式場】
結婚式場じゃなくて葬儀場の方ね。斎場、メモリアルホールみたいな。

そこで120歳年上の花婿の棺に菊の花を並べてね。
着飾った旦那さん、綺麗だろうなぁ。
それを見た家族も目に涙を浮かべてね…。
よくぞここまで元気に育ってくれた…って。

でも葬式は来年の6月でしょ?
まだ半年以上あるのにそれまでどうするの、
いや旦那の遺体をさ。

【生け締めにして保存】
あれ?棺をよく見たら発泡スチロールじゃんこれ。
いわゆるトロ箱ってやつね。

で、旦那の遺体が傷まないように新鮮なうちに血を抜いた?
なるほど確かに旦那さん、目は白いしエラも綺麗な赤色だよ。
こりゃ生きがよさそうだ。

菊の花を詰めたのかかと思ったら真っ白な氷だったのね、これ。
それで?このままトラックに乗せて、霊柩車じゃなくて?
ああー、築地市場へ出荷しちゃった。
もう東名高速に乗っちゃったよ。競りにかけられちゃうよ。
まあいいか。

で、これからどうするの?
旦那とも綺麗サッパリ別れたことだし、
どうだい、もう一度俺とやり直さないか?

バツイチなんて気にしない、
俺の気持ちは約束をした子供の頃からずっと変わってないよ。

【資産家としか結婚しない】
大会社の社長で、大きな家に住んでいて、有り余るほど金を持っていなきゃやだ?
おまけに年寄りで、不治の病にかかっているならなお良し?
どういうことよ。
結果は出来るだけ早く出したいって?

お前 思いっきり遺産目当てじゃねーか、
昔はささやかな生活でいいって言ってたのに。
女心と秋の空とはいえ、変わりすぎだろ!

ありがとうございました


こういうものを書くのが初めてだったので、とりあえず思いついたことをほとんど全て入れました。
今考えればもう少し付け足しておきたかった点(収入不足のパートのDVDを厳選したくだりで節約生活という言葉を入れる、思い違いをしていたのパートの今はロリコンじゃないという部分に年とともにAV女優の好みが変わっていくエピソードのとの関連性が足りない、仮面夫婦のパートで京劇の仮面をもっと効かせる:死に化粧・デスマスクなど)や、不要だった点(紫陽花のパートの後半2行、女同士の長電話のパートの後半、好きなAV女優のタイプのパートの最後2行、結婚は無理のパートの幼馴染という言葉、一緒に笑顔の似合う~の行)もある。落ちのフレーズも短くまとまらなかった。

でも仕方がなかった。なぜなら秋の空がテーマなのに秋が終わりそうだったからだ。台本ができた翌々日の日曜日が晴れたので慌てて撮影したが、その日、東京都内では木枯らし一号が吹いたそうで。

実際に読んでみてわかったのは、この台本の長さと読み上げの難しさだ。

台本については5分ほどで読めると思っていたのだが、実際の動画の長さは8分になってしまった。撮影中は何度も読み間違えてやり直しているので、撮影時間は15分以上あったと思う。
書いている時は多少項目が多い気はしたものの、沢山のパートを関連付けて伏線を回収していくのがパズルのように面白かった。しかし実際に読むと時間的に長いため、そしてパートの項目も多いため、伏線の関連性が薄れてしまった。
M-1グランプリの規定時間は4分間だったが、この4分という長さは番組の進行上の都合だけではなく、ちゃんと意味のあるちょうどいい長さだったことがわかった。

そして読み上げの難しさについて。これまで漫才や漫談の面白さはネタ、つまり台本次第なのだと思っていた。しかし今回自分の文章を自分で読んでみて、その表現力の無さ、演技のボキャブラリーともいうべきものの少なさに愕然とした。フリに対しては一言目に「えっ?」という反応ばかりしてしまうし、語尾は上げるか下げるかの2パターンしか出来ない。その単調さのせいで文章の意味を伝えることが出来ていない。とにかく大味なのだ。

モノの本にはよくコミュニケーションの7割はノンバーバル・コミュニケーション(言葉によらない)だと書かれている。聞き手が理解する情報のうち喋りの内容は3割程度しか無く、7割は仕草や喋り方など内容以外から受け取っているという話だ。面白い話を伝えるには、面白い内容であることよりも面白く伝える技術のほうが重要なのだということがよくわかった。

とは言えお笑いを目指す気はこれっぽっちもないので、百分率で表すと小数点を四捨五入するまでもなくインド人が発見したことでお馴染みの0なので、自分の喋り方を見直すきっかけとなるいい経験が出来ました。

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